スタイルチェンジを得意とし、特にショートヘアに強いこだわりを持つ。
再現しやすいヘアスタイルは、ライフスタイルに沿った緻密なカウンセリングから生まれる。
学生時代にティーン誌の読者モデルの経験があり、プロにヘアメイクをしてもらう機会が多かった。
刈り上げやベリーショート、ヘアコンテストのモデルとしてピンクに染めた髪の毛でも抵抗なく過ごせる。
彼女にとって、美容業界は身近であった。
美容部員の母と姉を持つ難波は、自身も同じ道を歩むと思っていたが、それ以上に“美容師”という職業に興味を持った。
大変だろうと敬遠していた美容師への道。
高校2年生で決意した夢だった。
「負けず嫌い」それが大きな原動力だった。
「とにかく負けたくなかったんです。」美容師になる為の、スタートを切った専門学生時代。
毎日のように行われるテスト。
練習すれば出来るはずの基礎ならば、トップ3に入りたい。がむしゃらに練習ばかりしていた。
その頃の自分に今もし何か伝えられるとしたら、「もっと遊んでいいよって言いたい。」
笑いながらそう答える彼女を見ていると、その経験が今の自信に繋がっているようにも見える。
H.companyに入社し、3年続いたアシスタント時代。
平日は毎日朝練があり、夜や土日も出来る限りの時間を練習に充てた。
ここでも負けず嫌いの性格は原動力となる。
帰りが日付を超えることも多かったが、当時ついてくれていた1個上の先輩は終わるまで付き合ってくれた。
スタイリストデビューして2年、後輩を育てる側になった。
技術を教えるだけではダメ。
それぞれの性格を見極めた接し方を心掛け、話をよく聞く。
悩みはそれぞれ違い、多く抱える時期だからこそ、話しやすい関係性でいたい。
実際、休みの日を後輩と一緒過ごす事も多いのだという。
「ここに入ったら、何があるんだろう?」
H.companyとの出会いは学生時代、たまたま訪れたH[eitf]だった。
第一印象は“お客様と美容師の距離が近い”サロン。
堅い雰囲気のサロンが苦手な彼女には、良い印象だった。
就活の時期になると、迷わず会社説明会に参加。
そこで代表である小玉氏と出会う。
「将来の夢はなんですか?という参加者の質問に、ヘリコプターで出勤する事って答えたんです。」変わった人だと思う反面、夢があるなと引き込まれた。
意表を突く言動に驚きつつも、H.companyが掲げる“人が辞めないサロンを作りたい”という想いに心が決まった。
朝は8:30に出社し、そこから2時間ほど後輩の指導。
食事や身支度を済ませ12時に開店すると、21~22時の閉店時間まで、毎日15~18人ほどの接客をする。
水分を摂る時間があれば良い方だというほど毎日多忙であり、体力勝負の仕事だ。
「人気のあるスタイリストはもっと多くのお客様を接客するから、まだまだです。」とにこりと笑う。
「美容師6年目。憧れを追いかけながら、笑って過ごしていきたい。」
H.companyに彼女の目指す美容師がいる。
本店H[eitf]の副店長である窪谷初美。
H.companyでは、指名売り上げランキング上位3人による講習会が開かれる。
そこで見た、窪谷の美容師としての立ち振る舞いに憧れた。
細かいカウンセリング、お客様に対する姿勢や心配り・造り出すスタイル。
女性としても美容師としても憧れられる存在になりたいと夢見る彼女にとって、近いようで遠い憧れの人だ。
沢山のお客様と触れ合い、慌ただしく日々が過ぎていく中で美容師として嬉しい事。
女性も男性も大切な日を前に、外見を整える事で自分に自信つけたい時がある。
その手伝いが出来る事が一番嬉しい。
SNSの普及で、お客様の声はより近くなった。
“可愛くなれた”、“嬉しい”、“難波さんにやってもらえたから”。
そんなポジティブな言葉を直にもらえる。
美容師でよかったと思う瞬間だ。
終始にこにこと人当たりよく話す彼女を見ていると、とてもポジティブで天真爛漫な女性なのだという印象を受ける。
今年の目標を「とにかく笑って過ごしたい。」と言う彼女には、負けず嫌いで真面目な努力家という側面がある。
彼女から見た“H.company”とは。
「実力主義で努力を認めてくれる、若くてもチャンスがもらえる会社。」スタッフ同士の信頼が厚いからこそお客様とのより良い関係を築ける、そこが魅力だと言う。
そんなH.companyに入社した事を、間違っていなかったと言い切った。
1991年生まれ / 美容師歴5年 / 東京都出身 / 日本美容専門学校卒
instagram : maho_roijir