Why "H"
都内サロンで美容師と母親を両立していくということ
水谷 文香 ROJITHA / Stylist
2017.12.28

本店H[eitf]や吉祥寺siestaでの勤務を経て、原宿ROJITHAのオープンに携わる。

プライベートでは3歳になる女の子の母でもある彼女は女性からの支持が厚く、その人の魅力を引き出す再現性の高いスタイルを得意とする。

「手に職を」と進んだ美容業界。
 
学生時代は、ダンスとバレエに明け暮れた。
学校には無遅刻無欠席で通う真面目な学生。
手先を使って何かを作ることが好きだった彼女は、もともとヘアに強い興味があったわけではない。
実家がアパレル業を営んでいたこともあり、高校では被服部に入部。
身の回りにあるものを使って組み合わせ、ものを作るのが好きだった。

 

 

新卒で入社したサロンで1年ほど働いたあと、知り合いの紹介で社長の小玉に出会ったことがきっかけでHcompany.に入社。
「履歴書も書かずにいきなり会って、じゃあよろしくって。当時雑誌でもH[eitf]はよく取り上げられていて、入りたいなと思っていたから、すごいタイミングでした。」
また1からやり直したという彼女のアシスタント時代、今と違いモデルへの施術練習は営業時間外のみ。
朝早く出社し深夜近くなるまでサロンで過ごす時間は長かった。

 
「やったぶんは返ってくるから、努力はした方がいいと思う。目の前にあることをすごくひたすら頑張るというか。その時のH[eitf]は男性スタッフばかりのサロンで、結構ストイックな環境の中で育ってきたので、後輩が男の子か女の子かで扱い方を分けることはないですね。」

 
モデルハントが好きだったという彼女は、アシスタント時代特にそこに注力した。
スタイリストデビュー後は、初年度の売り上げ目標100万円を掲げ、達成。
一つひとつ、目の前の目標をクリアし続けた結果今がある。
産休に入っても復帰できたのは、この時の頑張りのおかげでもあるという。
 
子供が生まれて、仕事がプライベートに変わった。
 
「結婚願望は、もともとある方でしたね。」
アシスタントを経てスタイリストへ。
新店の立ち上げにも携わり順調に思えた美容師生活に、少しだけ満足してしまったという。
「ある程度のところまでいったら、なんとなく飽きてしまったというか。なにか転機が欲しかったのかもしれないです。」
結婚という転機を迎え、27歳で出産。
今振り返れば、子供を産んでからの方が仕事をしたくなったという。

 
今の生活は朝6:00に起床し、旦那さんのお弁当作りや子供の世話をして出社、帰宅後家事をして23時近くなる就寝まで、自分の時間はほとんどない。
それでも、今がちょうどいいと話す。
「働いている時間がプライベートというか、あんまり仕事と思ってないのかもしれないですね。出社してお客様やスタッフと話す時間、大人と会話できるっていうのが楽しくて息抜きになっている気がします。」
 

 
尊敬する母もまた、仕事と家庭を両立させてきた女性だった。
「小さい時は、母が家にいないことが嫌だなと思ったこともあったんです。でも振り返ると一緒に過ごした思い出はたくさんあるなと感じていて。今となっては、そういう母でよかったなと思うんです。娘とも一緒に過ごせる時間を大切にして、たくさん思い出を作っていきたいと思いますね。」

 

子供を言い訳にしない後輩との関わり方。
 
時短勤務といっても、サロンワークだけでなく後輩の指導にも積極的に携わる。
仕事の内容や技術を教えるのは当たり前、プライベートも含めて接していくことが大事だという。
時には食事に誘い、少し雰囲気の良いおしゃれな場所に連れていく。
「モチベーションが上がるかなと思うんです。職場と離れたところでプライベートなことも聞いたりして、距離を縮めることも大事かなって。憧れを持って欲しいというか、スタイリストになってしっかり頑張ってお金が稼げるようになるとこういう場所にも行けるんだなって、こうなりたいなって思って欲しくてやっているところはありますね。」
子供がいることで頻度は少なくなってしまうにせよ、しっかりと時間を作る。
「仲が良すぎて、うちに泊まりに来ることもあります。」
生活スタイルが変わり出来ることが限られるなら、やり方を変えればいいだけのこと。
お店のオープン前に後輩とスタイリングをし合うなど、密にコミュニケーションを取ることがまた、楽しいのだという。
 

 

両立できる環境は当たり前ではない。
 
原宿の美容院で子供を持つ女性美容師が働ける場所は、あまり多くない。
そう話す彼女がいま家庭と仕事を両立できているのは、妊娠をきっかけに出産後の働き方について会社に掛け合ったからだ。
この体制を一緒に造り上げてきたのが、4人の子供の母であり、今も一緒に働く庄司の存在。
入社するきっかけでもあった彼女とは、母となった後もHcompany.で活躍し続ける同志だ。
 

 
度重なる会議や幹部ミーティングが行われ、いつか子供を産んでも働きたいという女性スタッフも交えながらの体制づくり。
勤務体制や給料について、全て一から作り上げた。
 
「お客様がいての仕事だから、現場を離れる期間が長いと離れちゃうかもしれない。会社の体制だけではなく、両立できるかの不安があって戻れない美容師さんも多いのかもしれないですよね。そんな中で、働きたいという想いを汲んでくれた会社であること、フォローしてくれるスタッフがいてくれることがありがたいです。」
 

子供ができたことで、自分の立場が変わることで、見える世界はまた新しくなる。
自分の視点が変わったと感じた瞬間だった。
これまでのお客様に加え、同じく子供がいるお客様が増えたことも大きい。
普段のサロンワークの中での小さな気遣いや提案するスタイルの広がりなど、母としてのステージに進んだことでお客様のライフスタイルにより合わせることができるようになった。
 

 
「まだまだ下には負けたくないし、抜かれたくない。時短だから、ママだからという括りがすごく嫌で。オンとオフがしっかりしている分、無駄がないように仕事の効率を上げてしっかり働いていきたいですね。」

 
彼女の今の夢は、娘が成人式を迎える日にヘアアレンジをしてあげること。

 
その日まで、第一線で活躍し続ける。

Profile|
水谷 文香 ROJITHA / Stylist

1987年生まれ / 美容師歴10年 / 三重県出身 / 名古屋美容専門学校卒

instagram : @0320ayaka

Why "H"
自分史上最高のうぬぼれ髪へ!「Deep Layer」がリューアル!

H.companyが開発から関わってきたヘアケアアイテム「DeepLayer」がこの度リニューアルいたしました!

この記事では、6月10日(水)に発売したばかりのアイテムをご紹介します!

キーワードは「うぬぼれ髪」サロンで行う本格的なヘアケアをご自宅で行えるアイテムとなっています!

現在開催中のクラウドファンディングのリターン品にもなっているので、ぜひチェックしてください。

 

▶︎ クラウドファンディングはこちらから

2020.06.15
Why "H"
「業界を超えてH.companyができること」クラウドファンディングを始めます

2020年、世界を襲った未曾有の事態。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は、H.companyにとっても、営業時間と座席数の縮小・売上大幅減と大きな影響を与えました。

2005年に原宿に本店「H(eitf)」をオープンしてから15年、応援してくださるお客様やともに会社を作り上げてきたスタッフによって、今のH.companyが出来ています。

大きなダメージはありましたが、これから始まるWithコロナの時代を生き抜いていくために、6月より全社を上げてのクラウドファンディングを行うことにいたしました。

本日の記事では、その経緯やリターン内容をご紹介します。

 

▶︎ クラウドファンディングはこちらから

2020.06.08
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緊急事態宣言の解除によるネット予約再開のお知らせ
2020.05.30
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「頑張る人に、お金と時間を」小玉重太が作り上げたH.companyの組織力

H.companyでは2021年度の新卒採用が始まりました。

全国にサロンを有するH.company。

その組織図は、代表のもと権限を与えられたオーナーが各サロンを統括する形になっています。

今回は改めてH.companyのご説明をしながら、これから美容師を目指すみなさんへの代表小玉重太からのメッセージをインタビュー形式でお届けします。

2020.04.17
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H.company 新型コロナウイルス感染症予防対策について
2020.04.10
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「やりがいを持って楽しく美容師をしたい」そんな人こそH.companyを選んで欲しい

全国に25店舗を構えるH.company。

2019年11月から2020年1月にかけて、新たに3店舗がオープンしました。

今や、コンビニよりも多いと言われている美容院の件数。お客様の数も美容師の数も限られている中、今回オープンした3店舗は全て、既存店だけではお客様の対応が難しくなり、拡張の意味を持った2号店ばかりです。

大宮Taylorの2号店・Kate 、渋谷Sienaの2号店・新宿Ameri 、 横浜ACEの2号店・LANY by ACE。

これからの本格的な新卒採用シーズンに向け、H.companyでサロンオーナーとして働く2人に、H.companyで美容師として働くメリットを聞きました。

2020.02.21