Why "H"
尽きない夢を叶え続けるサロンオーナーのマネジメント論
渡辺 広貴 LIBERTÉ / COO
2018.05.18

表参道roijirのオープニングスタッフとしてH.companyに入社。

5年間務めたのち、銀座LIBERTÉをオープンする。

代表と店長を兼任し、サロンの経営からスタッフのマネジメントまで全てに携わっている。

世界への挑戦、単身フランスへ

 
銀座 LIBERTÉ。

 
銀座界隈では異端といわれるこのサロンを率いる彼は、英語とフランス語を使いこなし、日々訪れる多国籍・多種多様なお客様に対応する。

 
新卒で初めて受けたサロンがH[eitf]だった。
結果は、不採用。

 
他のサロンで働くなかで、学生時代に掲げた「世界基準が最低基準」という目標に向けフランスに渡ることを決意する。
山梨・東京・そして世界へ。
右も左もわからない初めての海外、住む場所も働く場所も決めず、バックパッカーかのように日本を飛び出した。

 
フランス語を学びながら、日本料理屋の皿洗いのバイトと出張美容師をして生活費を稼ぐ。
ビザは1年間。
半年で日常会話を習得して就職先を見つけ、残りの半年間美容師として働いた。

 
「日本人の美容師はお客様にどこを何cm切りたいのかをよく聞くけど、フランスは違った。デザイン重視で美容師が必ず提案する。こういうのが似合うと言えば、じゃぁそれでって。美容師の意見がほぼ全て尊重されるんです。」

 

 
その人にあったスタイルを提案するのがプロ。
高い技術を持っていても、表現したいスタイルがないのではプロとは言えない。

 
「帰国してまた就職活動をした時に、日本のサロンと海外のサロンにギャップを感じたんです。最後にもう一度H.companyを受けて、だめだったらもう美容師は辞めようと思った。ゼロか百かの覚悟をそこで決めました。」

 
結果は採用。表参道の新店「roijir」のオープニングスタッフとしての入社が決まった。

 
プロとして現場に立ち続ける理由

 
朝は代表として経営について考え、昼はスタイリストとしてサロンワーク、夜は店長としてスタッフのマネジメントについて考える。
四六時中、頭の中が仕事で埋め尽くされる毎日。

 

 
オープンから3年、代表と店長を兼任しながら現場に立ち続けるには意味がある。

 
「現場でのスタッフの動きを自分の目で見ることで、どういう風に育成していくか、活かし方を考えるんです。一人ひとりの強みを見つけ出したい。」

 
一方スタイリストとしてお客様と接する時は、ヘアデザイナーであることを意識する。

 
「綺麗になりたい・かっこよくなりたいという欲望は、たとえ1%でもすべての人が持っていると考えているんです。単に髪を切るだけではなくて、自分が入れるはさみによって世界が変わるような感覚を味わってほしい。」

 
彼のアイディアによって生まれるヘアは、そのお客様のための「世界に一つだけのデザイン」となる。デザインを永遠に生み続けることが美容師の仕事だと話す。

 
お客様の希望を実現するだけではなく、一人のプロとしてデザインをまず大切にしてほしい。彼がこだわり、スタッフにも大切にしてもらいたい想いだ。

 
個性を見つけて、一気に引きのばす

 

 
「サロンで働くスタッフはチームであり、ファミリー。そして僕はサロンの父ですから、スタッフたちの両親と同じくらいの愛情を持っています。」
個性を潰さず、両親から得たよいところを伸ばしていく。それが彼のマネジメント方法だ。

 
「美容師は、皆がみんなゼロからのスタートではない。産まれながらにセンスを持っている子は、無意識にそれを活用して表現することができるんです。」

 
魅せ方を知っている子は、アシスタントであっても積極的に撮影に参加させる。
スタイリストになることがゴールではなく、その後どのように活躍して行くのかを見据えて育てるために、それぞれの世界観が活きる場面で行動させることを大切にしている。

 
とりあえずの成功か、掴み取る成功か

 

 
これから美容師を目指す人に伝えたいことは2つ。
デザインを大切にすること。
目先の成功だけを追い求めないこと。

 
「美容師は待つ時間が必ず発生する仕事です。それなのに、目先の気休めを成功と言ってしまう人は少なくない。大事なのは、何年後のどんな成功を目指して今を生きるのかという事。」

 
“動いた人が勝つ時代”
努力・我慢なしでの成功は絶対ありえないと話す。

 
将来どうなっているかを考えるのは難しくても、たとえば二年後に何をするために「今をどう行動するか」だったら簡単なこと。
目標に向かってとにかく動けばいい。

 

 
美容師だけでなく、写真展やイベント開催・グラフィックデザイナーといった才能を発揮する彼は、年に数回、全てをオフにして海外に行く。
インプットとアウトプットを繰り返し、情熱を燃やし続けるためだ。
叶えたい夢は、まだまだたくさんある。

 
「どんなに技術を磨いても、プロ意識がなければプロにはなれない。本当のプロはアマチュアな心を失なわず、新しい自由な発想でプロの技術を扱う。」

 
背中を見て育つスタッフがいるからこそ、まず自分がこうありたい。
この信念に基づき、プロフェッショナルであり続ける。

Profile|
渡辺 広貴 LIBERTÉ / COO

1986年生まれ / 美容師歴12年 / 山梨県出身 / 早稲田美容専門学校卒

instagram : @watiro @liberte_ginza

Why "H"
「いつまでもハサミを持ち続けていたい」美容師歴15年目の努力の続け方

表参道の有名サロンにて9年間技術を磨き、その後H.companyに入社する。

レザーカットを用いたショートスタイルや、パーマスタイルを得意とする。

知人からのすすめをうけ原宿 ROJITHAにてスタイリストとして活躍後、1年半で店長の職に就く。

2019.03.22
Why "H"
『16時半退社を実現』表参道から始める美容師の働き方改革

地元福岡のサロンにてアシスタントとして働きながら美容師免許を取得、上京後H.companyに入社する。

表参道roijirのオープンと同時に店長職に就き、現在はroijirのほか恵比寿のplumy・大阪mowenの3店舗を率いる。

2019.03.01
Why "H"
[ Salon Talk ] 本店から発信していくH.companyの魅力

[ Why“H”特別編 ] H.companyの本店としてサロン激戦区である東京・原宿エリアに店を構え、そのアットホームな雰囲気から長く人気を保ち続けるH[eitf]。

このサロンで働く4人のスタイリストに、大切にしている人との関わり方を聞きました。

2018.12.26
Why "H"
「他力本願」から生まれる新しいリーダー像

都内有名サロンにてアシスタントを経験後、アパレルデザイナーの仕事を経てH[eitf]に入社。

音楽関係や芸能関係の顧客を数多く担当する。

毎月必ずフェスに行くほどの音楽好きで、過去にはiTunesへの課金が年間で60万円を超えたことも。

スタッフとは仕事だけでなく、プライベートで過ごす時間も大切にしている。

2018.11.30
Why "H"
「サロンに行くこと」に価値を生む、レセプションの存在意義

法政大学を卒業後新卒でH.companyに入社。

H[eitf]のレセプションを経てH.companyプレス業務にも従事する。

結婚をに名古屋に拠点を移し一児の母となっ現在MANON by HH[eitf]に所属

持ち前の明るさでお客様とスタイリストの架け橋となるムードメーカー。

2018.10.01
Why "H"
[ Salon Talk ] 3店舗合同でアップデートし続ける技術と絆

[ Why“H”特別編 ]MANON by Hmighty by H、金山MILESは、それぞれの強みを持地域に根ざしたサロンを目指している。

3店舗の店長とレセプションに、系列店がすぐ近くにあることのメリットや日頃の交流を聞きました

2018.09.14