Why "H"
H.company スタイリストデビューへの道 #02【LANY by ACE 大友学】
大友 学 LANY by ACE / designer
2021.03.01

今回のWhy H? では、スタイリストデビューしたばかりのスタッフをピックアップ。

2021年1月にスタイリストデビューしたLANY by ACE designerの大友学に、それまでの道のりと、H.companyのサロンを選んだ魅力を聞きます。

― H.companyに入社されてから、スタイリストデビューまでどれくらいの期間がかかりましたか?
 
新卒で他のサロンに就職して、1年後に中途採用でH.companyに入社しました。ここでのアシスタント期間は、1年くらいです。
 
― アシスタントの時に、サロンを変えたのはなぜですか?
 
学生時代から姉妹店のACEに通っていて、担当してもらっていた前川さん(現LANY by ACE 店長)に誘ってもらったのがきっかけですね。スタイリストになったらサロンを変えようかな、と考えていたのですが、LANY by ACEがオープンするにあたり、「一緒にやらない?」と声をかけてもらいました。
 
― デビュー前からすでにサロンを変えようと思っていたのは、なぜですか?
 
正直な話すると、給料面や集客力など「ここでこのまま働いていて大丈夫かな」と少し不安を感じていました。
 
新卒でACEを受けることも考えてはいたのですが、「好きな場所だから働きたくない」という思いで踏みとどまってしまって。
 
でもやっぱりACEの雰囲気が好きで、アットホームな雰囲気のサロンで仕事したいな、と改めて思えたので、お誘いを受けました。
 

 
― 中途アシスタントとして入社すると、どのようなカリキュラムになるのですか?
 
入社時に技術チェックしてもらって、基礎的な部分はスキップしました。LANYで学んだのは、主にカットですね。特にレザーのカットは、ACEならではだと思います。
 
― アットホームながらも技術はしっかり伝えるサロンだとお聞きしていますが、一番難しかったことはなんですか?
 
技術へのこだわりはもちろん、一番驚いたのは「速さ」です。以前勤めていたサロンは「ゆっくり時間をかけて丁寧に」が基本だったのに対して、ここは「速く、可愛く」。手を抜いているわけではないのになんでこんなに速いんだって、最初は戸惑いました(笑)。
 
― 施術が速いというのは、お客様にとって嬉しいことですよね。
 
そうですね。僕たちスタイリストにとってもすごく良くて、それだけ多くのお客様と出会い、施術ができます。もちろん収入面にも関わってきますよね。先輩方の姿を見て、「だからちゃんと稼げるんだな」と、未来の自分に期待して頑張れるようになりました。
 

 
― 先輩方を見て頑張ろうと思える環境は、素敵ですね。では、デビューに向けてのスタイリストチャレンジについて教えてもらえますか?
 
スタイリストチャレンジは、集客の面で一番難しさを感じました。LANY by ACEに入社してから1年ほどだったので、十分に自分のお客様がいる状態とは言えず…。コロナの影響もあって街でのモデルハントも難しかったので、minimoやSNSを活用して集客しました。
 
この時に大切だったなと感じることの一つが価格設定。売上目標に対して、施術ごとの価格は決まっていないんです。単価を上げて人数を少なくしてもいいし、手頃な価格にして、人数を増やす方法でもいい。「自分で考えて」売上を作るという試験でした。
 
実は僕デビュー前に結婚しているので「絶対に失敗ができない」という境遇で(笑)。集客に関しては、奥さんにも手伝ってもらって、本当に助かりました。
 
― 最終的には、どれくらいの人数を集客したんですか?
 
110人ほどですね。人気のある美容師さんは、どんな写真や文章で集客しているのか。集められる情報を集めて、試行錯誤しました。
 
― 今改めて振り返ると、アシスタント期間はどのような日々でしたか?
 
心地よかった、というのが一番ですね。スタッフはみんな優しいので。人間関係がすごくいいなと思っていて、上司と部下ではなく、部活動の先輩と後輩のような感じなんですよね。尊敬しているけど、近い存在でいてくださるんです。
 
前のサロンは表参道にお店があったので、通うのが楽になったこともよかったですね。美容師になる=表参道や原宿で働くという憧れがあったのですが、実際両方のサロンで働いてみて思うのは、接するお客様の雰囲気や、技術の面では大きく変わらないなと。むしろ横浜の方がサロンの数が圧倒的に少ないので、競争率も低くていいなと思います。家も近いので、睡眠もしっかり取れるようになりました。
 
― 地元で働く大きなメリットですよね。
 
コロナ禍でもお客様が大幅に減らなかったのですが、まさに地元に根付いたサロンだったから、と言えるかもしれないです。
 
― 他にも、H.companyに入ってよかったなというポイントはありますか?
 
H.companyではアシスタントの時から、営業時間内に自分のお客様の施術ができるので、それがすごくありがたいなと思います。美容師はお客様と一緒に歳を重ねていく仕事です。成長を見守ってもらえるな、とも感じています。
 

 
― では、LANY by ACEの魅力とは、どのようなものでしょうか?
 
フラットなところ、でしょうか。新規のお客様でも常連さんに対しても、テンションが変わるということはない。どのスタッフを選んでも、確かな技術や接客を受けられる。働く身としても、わからないことがあれば先輩後輩関係なく教え合うので、すごく学びやすいです。
 
― それは素敵ですね。そうすると、技術は先輩皆様から習得したことになるのですか?
 
そうですね。みんなに教えてもらいました。誰に聞いてもその人なりの答えを示してくれて、自分で好きなものを選んでいいよっていうスタンスなんです。
 
― 色々な人に教えてもらうと、「誰のいうことを聞いたらいいのかわからない」となりがちですが…。
 
それはないですね。みんな正解で、「好きなのを選んで」というスタンスです。「俺はこうだけど、あいつにも聞いてみて」と促してくれるので、本当にありがたいです。
 
あとは、技術に限らずすべての作業が早い先輩ばかりなので、閉店して30分後にはサロンを出ているのも嬉しいです。営業中忙しくても、現状復帰しながら動くことを学びました。
 
― スタイリストデビューした今、特に感謝を伝えたい方はいらっしゃいますか?
 
サロンのみんなですね。スタイリストチャレンジ中、自分の売上を取らないといけない反面、肩書きはアシスタントなので営業中のサポートはしなければいけないんです。でも正直必死すぎて、そこまで手が回らなかった。大事に接客したいという思いが強まりすぎてスピードも上がらないし、迷惑かけたこともあったと思うんです。
 
「今ヘルプして欲しいな」という場面は多々あったはずなのに、まったくその雰囲気を出さずに、「思い切りがんばれ」と応援してくれました。本当にありがたかったです。
 
― デビューして1カ月がすぎましたが、いかがですか?
 
緊張の日々ですね。これがスタイリストの重みだなと感じます。アシスタントの頃には見えていなかった、スタイリストの自然な気配りや営業の組み立てなど、気付かされることばかりです。
 
でも、アシスタントの時よりもお客様が喜んでくれる姿を沢山みられることが嬉しいです。最近はInstagramにお客様が投稿してくださったりするんですよ。あれも、すごく励みになります。お客様との思い出が、どんどん増えていくなって。
 

 
― 今後、どんな美容師になっていきたいですか?
 
自分に会いに来てくれるお客様が、沢山いる美容師になりたいです。節度を保ちつつ、距離感は近く。友達に近い存在として、関わっていければと思います。サロンで過ごす時間は決して短くはないので、お客様が気を使わずに過ごせる空間を作っていきたいですね。
 
そして、幅広い方々との関係を作っていく上で、それに対応できるような知識や教養を、身につけていきたいです。
 

Profile|
大友 学 LANY by ACE / designer

1997年生まれ / 勤続年数1年 / 神奈川県出身 / 山野美容専門学校卒

Instagram:@ace_lany_mana

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2025年、明けましておめでとうございます。H.companyより新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。

日頃よりH.companyをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

1月5日(日)より、H.company 各サロン営業を開始いたしました。

H.companyでは 毎年、初営業日の朝は初詣に行き、新たな志を持ってお客様をお迎えします。

皆様の毎日を、ヘアースタイルを通じて彩れますよう。

そして、H.companyで働くスタッフ一人ひとりが仕事にも遊びにも全力の日々を過ごせますよう。

本年度も、H.companyをよろしくお願いいたします!

2025.01.14
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H.company 2025年度新卒採用3次募集のお知らせ

いつもH.companyサロンをご利用くださり、誠にありがとうございます。

この度、2025年度新卒採用募集を行う運びとなりましたので、ご案内申し上げます。

2025年度新卒採用募集の〆切は、2024年11月30日(土)です。

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