Why "H"
試行錯誤を繰り返しながら目指す「一流のサロン」とは
木村 浩也 Lietto / Shop Manager
2017.09.15

吉祥寺LiCO(現LuTa by siesta & LiCO)にて2年半のスタイリスト期間を経て、2017年7月オープンの新店Liettoの店長に抜擢される。

薬剤の選び方や調合といった施術に関する探求を好み、それに基づくスタイル作りを得意とする。

確証を集めながら、一歩一歩進んできた。

感覚派か、理論派か。
彼は間違いなく、後者の美容師。
 
美容とは無縁だった場所から突然この世界に飛び込んだ彼は、勉強の為に沢山の美容師を見た。
ジャンルを問わず多くのサロンに足を運び、体験する。
売れる美容師とは、どの様に立ち振る舞い、施術をするのか。

 

 

経験して感じたものを、取り入れ検証する。
その繰り返しで作り上げてきた美容師像は確かに支持され、27歳の若さで新店の店長に抜擢されることとなる。

 

大学受験から一転、美容専門学校入学へ。

 

 

かつては大学進学を目指し、1日中机に向かって勉強をしていた。
大学の二次試験を控えたある日、たまたま友達の付き添いで訪れた美容専門学校。
そこで美容師という職業に出会う。
「かっこいい。」
作品を見た時の衝撃は、彼にその場で願書を提出させるほど、大きなものだった。
 
教わったものを習得するのは得意。専門学校時代、一学年180人の上位40名ほどが選出されるAクラスから、一度も落ちたことはない。
いわゆる優等生として過ごした学生時代。
「今思えば、もっとスタイルを作る練習をすればよかった。いろいろな人との出会いを楽しむことも、必要だったと思います。」
 

 

他の接客業に比べて、美容師はお客様と過ごす時間が長く密度が濃い。
「他の職種の人と関わる機会が少なかったから、お客様と仕事の話をしても、どんなことをやっているのかもわからなかったんです。会話が弾まないと、距離を縮めるのも難しい。」
アシスタント時代の一番の悩みだった。
 
技術はもちろん、会話にも気を配る現場の仕事。
学生の頃の勉強とは違う。
ここでも彼は、先輩を見て、実際に手を動かし、反省点を振り返りながら「仕事」を習得してきた。
H.companyから声が掛かったのは、そんな時。
地域密着型だった前のサロンに比べ、新規やフリーのお客様が多い。
制限のない社風にも惹かれた。
「仕事内容にも、奥行きがあるというか。チャレンジしたいと思った。」
スタイリストデビューと同時に、H.companyへの入社を決めた。

 

チームとして、サロンを運営していくということ。

 

 

スタイリストにはアシスタントがつく、その関係が一般的。
2年半スタイリストとして働いたLiCO(現LuTa by siesta & LiCO)は違った。
「スタイリストが他のスタイリストのヘルプに入ったりするんですよ。サロンとしてはかなり稀だけど、結果それがうまく回ったんです。」
個人の売り上げを重視するこの業界では珍しいが、その方がお客様も”サロンそのもの”を好きになってくれる。
雰囲気が良くなるのを目の当たりにした。
 
店長となった今、スタッフの育成も大切な仕事。
「怒るだけじゃなくて、次はどうするかの改善策を出してみるとか、良いところがあれば褒めてみるとか。」
発する言葉への責任感が増した。
自身のアシスタント時代は、いわゆる昔ながらの厳しいものだった。
「自分はそれで良かったんです。でも、後輩が初めて出来た時に、同じように教えたらすぐに辞めてしまって。あれ?って。笑」
誰もが自分と同じように感じてくれるとは限らない。
今では、1人1人のペースに合わせた指導を行うようにしている。
「自分がベーシックばかりで育ってきたから、練習はあまり楽しくなかったんです。興味がある子なら、カリキュラムと並行して他の技術も応用もどんどん教えます。」
楽しいと思えることも成長につながる、そう続けた。

 
「一流」を、造っていく立場へ。
 
学生時代、ある有名店の美容師に言われた言葉。
「一流になりたいのなら、一流の店に行け。」
 
ずっと心に残っていた。
「二番目じゃダメだと思うんです。ただ、一流の定義って難しい。単に売上だけとも言えないし。」
考えた末に行き着いたのは、お客様の評価。
 
初めて出会うお客様は、外見しかわからない。
だからこそ、客観的にその人が魅力的に見えるスタイルを提案できる。
そこでいかに信頼してもらえるか。
アシスタント時代にモデルとして声をかけた1人のお客様がいる。
今では家族や親戚まで担当するようになり、息子かのように接してくれる、大切な存在になった。
それくらい親密になれる、一生の出会いがあるのも美容師という仕事だ。
 
だからこそ、来てくれたお客様のことは絶対に忘れない。
「自分もお客さんとして行って覚えていてもらえると素直に嬉しかったから。」
そういった丁寧さを積み上げてきた。

 

 

「スタッフやお客様の喜びの感情が見えるような、そんな明るいサロンにしたい。」
スタイリストもアシスタントも関係なく、チームとして助け合い、一流を目指す。
それが今の彼がたどり着いた、美容師としての夢。
 
経験を行動に変え、最適の方法を見つけ、進んでいく。
そんな彼なりの方法でこれからこの店を「一流のサロン」に近づけていく。

Profile|
木村 浩也 Lietto / Shop Manager

1990年生まれ / 美容師歴7年 / 東京都出身 / ハリウッドビューティー専門学校卒

instagram :@hiroya82

Why "H"
「他力本願」から生まれる新しいリーダー像

都内有名サロンにてアシスタントを経験後、アパレルデザイナーの仕事を経てH[eitf]に入社。

音楽関係や芸能関係の顧客を数多く担当する。

毎月必ずフェスに行くほどの音楽好きで、過去にはiTunesへの課金が年間で60万円を超えたことも。

スタッフとは仕事だけでなく、プライベートで過ごす時間も大切にしている。

2018.11.30
Why "H"
「サロンに行くこと」に価値を生む、レセプションの存在意義

法政大学を卒業後新卒でH.companyに入社。

H[eitf]のレセプションを経てH.companyプレス業務にも従事する。

結婚をに名古屋に拠点を移し一児の母となっ現在MANON by HH[eitf]に所属

持ち前の明るさでお客様とスタイリストの架け橋となるムードメーカー。

2018.10.01
Why "H"
[ Salon Talk ] 3店舗合同でアップデートし続ける技術と絆

[ Why“H”特別編 ]MANON by Hmighty by H、金山MILESは、それぞれの強みを持地域に根ざしたサロンを目指している。

3店舗の店長とレセプションに、系列店がすぐ近くにあることのメリットや日頃の交流を聞きました

2018.09.14
Why "H"
セルフブランディングにも通じる人間力が生み出すもの

都内有名店にて学生時代から美容師・ヘアメイクとしてのキャリアをスタートし、25歳でH.companyに入社。

ROJITHAでの勤務を経て、渋谷Sienaのオープンに携わる。

モデルや業界の顧客を多く持ち、20187月の売り上げランキングでは1を獲得する

2018.09.07
Why "H"
[ Salon Talk ] 家族のような関係を築くスタッフ同士の関わり

[ Why“H”特別編 ] ドイツ語でカモメの意味をもつ“mowen

カモメの持つ同じ港に戻る習性にちなみ、何度でもお客様が戻りたくなる場所を目指しているスタイリストとアシスタント4名に、サロンの魅力を聞きました。

2018.08.10
Why "H"
「諦めなければ叶う」若き人気スタイリストの挑戦

新卒で入社後、吉祥寺LuTa by siesta&LiCOでの勤務を経て池袋LOVELEYのオープンに携わる。

デビュー1年目から全社指名売り上げランキング上位に名前を連ねる、期待の若手スタイリスト。

2018.08.03